『SOHOでまちを元気にする方法〜自治体との協働ガイド』

柴田郁夫(青森大学経営学部助教授、NPO法人東上まちづくりフォーラム理事長)
ぎょうせい刊

<著者からの一言>

SOHOとしてのNPOが、自治体と協働して力をつけていく方法

柴田郁夫です。わたし自身が、SOHOとして20年近く生きてきました。
いろいろと苦しい事もあり、またサラリーマンに戻りたい、と思った事も
一度や二度ではありません。
SOHOの最大の課題は、仕事の継続的な獲得でしょう。
しかし、どのようにしたらいいのかというと、自分自身のスキルを上げて
いくしかない、また営業活動に力を入れるしかない、という事になります。

4年前からはNPO法人としての活動も続けていますが、
NPOもSOHOです。
やはり同様のことが言えます。NPOといえども営業活動が必要です。
一方、NPOには、があります。私たちのNPOには、まちをよくしていこう、
地域をよくしていこう、という設立意図があります。

この2つを同時にみたす方策として、本書では自治体との協働を提案
しています。
自治体にもNPOやSOHOに期待しているところがあります。
まち(商店街)の活性化、福祉、環境、教育など分野はいろいろですが、
民間と一緒にならなければ、解決できない問題も多いのです。

本書では、各地域で起きている自治体のSOHOやNPOに対しての
支援内容やSOHOの動きを記述
しています。

私が理事長を務めるNPO法人東上まちづくりフォーラムの埼玉県志木市
との協働事例なども参考になるかと思います。

また、巻末には、全国の自治体(市町村)に青森大学柴田研究室で実施
したアンケート調査結果が自治体の実名入りで掲載されています。
参考にして、実際に自治体に足を運んでもらうきっかけにして頂ければ
幸いです。

ぜひ、ご一読いただき、ご感想をお寄せください。

<目次>

第1章 SOHOによる地域活性化
      〜コミュニティビジネスの主体はSOHO(地域に根ざした内発型のビジネス支援)

 SOHOとはどんな人材か
 SOHOはなぜ地域を元気にできるのか
 SOHO支援の道筋

第2章 各地域のSOHOによる地域起こし事例
 ●トップランナー三鷹市の“元祖”SOHO支援手法
 ●高知県における壮大なトライアルとSOHO活動
 ●埼玉SOHO/MB支援ネット(彩の国起業ベンチャー支援協働機構)の実践
 ●沖縄の産業を支えるSOHOたち、沖縄にみる3つのケース
 ●東京都千代田区のSOHO集積による都市コミュニティ再生事業
 ●静岡市が誇るインキュベーションマネージャーの力
 ●北海道に活力を:北海道SOHO・マイクロビジネス推進協議会誕生秘話
 ●木更津市テレワークセンターいよる地域おこし  など

第3章 SOHOの地域間格差〜SOHOはどこにいるのか(地域別SOHO分布)
 自治体(区市町村)別SOHO・コミュニティビジネスについての意識調査結果)
 巻末資料 アンケート調査結果一覧




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